取材とお祝いと東京散歩

昨日は次回作の取材のためと、友人(って言っていいよね?ね?)の
赤信号わたる先生の「オヤジが美少女になってた話」連載お祝い会で
関東地方に行ってました。


ホントはこの日までに仕事を終えておきたかったんですが、なかなか終わらず
結局徹夜というコンディション…。
しかも帰宅したらすぐに次の仕事も待っているので行きの新幹線でネームをやって
寝られたのは1時間弱。寝ないのには自信あるけど大丈夫かなオレ…


などという懸念は快晴の新横浜に降り立ったらすぽーんと飛んでしまいましたw
横浜、こじゃれてて都会じゃねーか♪(田舎者の感想です)


関内駅で待ち合わせた伊吹先生と合流して、まずは取材。
たぶん来年配信開始の新連載その2は横浜が舞台ということで中華街とか
赤レンガ倉庫とかランドマークタワーとか「いかにも」な場所を原作の
伊吹先生とともにロケハンに。

ひさびさにごっつい一眼持って行ったのに、操作をほとんど忘れてしまって
単なる重い荷物と化すアクシデントがあったものの、スマホでなんとか
乗り切りましたw

中華街では中国茶のお店でお茶を堪能したり(取材です)
コース料理食べたり(取材です)
占いしてもらったり(取材なんだってば)
すっかり堪能してしまいました。
お茶と料理でおなかいっぱいになってしまい、フルーツ飴が食べられ
なくなっちゃったのが微妙に心残りです;

占いでは、伊吹先生とペアで見てもらったのですが、二人とも強運の
手相の持ち主で、生年月日の相性もいいとのことで二人の未来(ぉぃ)は
安泰のようです。
合わせてちょっとプライベートなことも診てもらったりしましたが
総じて「大丈夫」とのこと。

正直、占いは占いとしてはあんまり信じてなくて、カウンセリングみたいな
ものだと思っているのですが、悪い事を言って脅しつける人よりは
当たろうが当たるまいがいいことを言って励ましてくれる人の方がいいので
その点、この占い師さんは上手に押したり引いたりして上げてくれたので
ハッピーでした。

それから、せっかく中華街にきたことだし、新連載の成功の祈願にと
金運や商売の神様である関羽を祭った関帝廟にもお参りしてきました。
道教(?)の神様へのお参りの作法は慣れない自分にはちょっと複雑で
鉛筆のようにぶっといお線香や金紙という紙銭を燃やす儀式は新鮮で面白かった
です。

ひとしきり中華街を取材しおえたら徒歩で港を経由してランドマークタワーへ。
以前、スカイツリーに行った時も感じたんですが、私が「高さ」を感じられるのって
せいぜい20階建てくらいまでみたいで、それ以上高いと実感がわかなくなって
「高い」ってことがわからなくなるんだなぁと思いました。
中に入って、主人公のとある行動について実行可能か検証してみたんですが
当初伊吹先生がシナリオに描いていた方法よりもっと自然に実行できる
ネタが見つかったので、やっぱり現地取材してよかったなぁと思いました。
このあたりは後日、該当シーンが公開されましたらまた改めて語るかもしれません



(あ、ちなみにここできっちりDQWのおみやげゲットしましたw)

そうこうしているうちに時間が来たので前述のお祝い会のため、都内へ移動。

前々からニュースでこの日は「高輪ゲートウェイ駅」開設のための工事で
京浜東北線も山手線も接続悪くなるのは覚悟してたんですが、やっぱり
ちょっと乗り換えがめんどくさかったです;

なんとか会場のある渋谷にたどり着き、ホントはここでもDQWのお土産
取りたかったんですが、ポイントのある109と会場が反対だったのでひっそり断念。
慣れない道を伊吹先生の先導でなんとか会場の隠れ家的レストランに到着。

十人ほどの懐かしい顔+はじめましての顔とご挨拶。
主賓の赤信号わたる先生への祝福の乾杯とともに会の始まり。
なんというか同窓会なノリでお互いの近況を報告しあったり、作品の感想の
交換やら技術話で盛り上がって大変楽しい時間を過ごさせていただきました。
お料理もめっちゃおいしかったし!

漫画家って基本一匹狼ではありますけれど、そこの方ではなんというか
同業者って細い連帯意識みたいなものもあったりして、ひとりだけど
ひとりじゃないんだー! みたいな温かさを感じてもみたり。
こんなトコでなんですが、主催してくれたくみこさん、ありがとうございました!

会もおひらきになり、渋谷駅で解散。
私は一人になったのをいいことにやっぱり諦めきれなかったDQWの「忠犬の像」を
ゲットしに109へw


無事おみやげを獲得したら宿のある新橋へ移動。

とーこーろーが。宿が見つからない。
地図のあたりをぐるぐるしても看板がない。
さまよっているときに偶然、烏森神社を見つけたので立ち寄り、
ここでも「イヤ食べ」が無事終了したことのお礼をご報告させていただきました。
(烏神の巴を出した関係で、伊吹先生が以前こちらにお参りして私の分も
御朱印授けていただいていたのです)

そして気を取り直してもう一度宿を探しに「あるはず」の一角をぐるぐる。

まー一泊3千円のカプセルホテルと言うことでろくなもんじゃないのは
覚悟してたし、経験上安すぎる宿はたいてい治安が微妙なところにあるのは
わかってたんですが、飲み屋街のはずれ、風俗店もちらほらしてきて
「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」って感じの一角をもう一軒一軒路地まで
覗き込む勢いでさがしましたさ。

そしてやっと見つけました今夜の宿。
なんか雑居ビルの通用口みたいなほっそい急な階段を上がると突き当りに小さな窓口
「すみませーん」と声をかけると、ケバい系美人なおねぇさんが出てきて
ちょっと怪しい発音で「ココニ名前ト電話番号書イテ」と受け付けしてくれて開場。
まずは早口で電子ロックの使い方とトイレの場所を説明、そのあと二段ベッドが
みっしり置かれた部屋に案内され、私はベッドの上段へ。
このみっちりさ、確実に消防法に違反してるな; どうやって査察とか切り抜けてるんだろ。

などと。期待通りの怪しさにワクワクしつつも、ベッドにカーテンつけただけのスペース
鍵のかかるロッカーもなく、こんなじゃシャワー浴びにいくこともできないので
仕方なくその場で化粧落としシートでお化粧落として、下着替えてしめっぽい布団で
おやすみなさいしました;
靴も盗られそうな気がして手持ちのビニール袋に入れて枕元に置きましたさ。
エアコンだけはしっかり入っているようで、さほど寒くなかったのが良かったです。


そして翌日。
そんなところで寝たせいか、なんか闇金ウシジマ君でカウカウファイナンスに追い込まれて
逃げ回る夢見て起きましたw
エアコンのせいか喉が痛い。いや、首が酷く痛い。絶対頸椎ちょっとずれた感じに
痛くて、しばらく身動きできず。

それでも小一時間ほど揉んだり伸ばしたりしていたらマシになったので着替えて
宿を後に。

思いついて都内で取得できるDQW最後のポイント、東京タワーまでどのくらいかな?と
検索したらそんなに遠くない。(注:浅草は先月上京したときに取得済み)
じゃ、歩くか。と東京タワーへ。

少し風は冷たいけれど空は快晴。そそり立つ赤いタワーは今でもこっちの気持ちを
アゲてくれました♪

で、赤羽橋駅から東京駅に乗って新幹線で帰るつもり…だったんですが、検索したら
東京駅までそんなに遠くない。(私基準です、念のため)

じゃあ、せっかくもう帰るだけだしお散歩がてら歩いていこう♪
ということでてくてく歩きだしました。
わざと表からはずれた道をとって、エモい路地裏の写真を撮ったり、ドラマや
ニュースで聞いたことのある地名に「ほう、ここが」と思ってみたり、約8kmちょい
楽しく地味な東京観光いたしましたw

なぜかこれから帰る地元の物産展に行き当たったり、こんなところに?という
東京駅への入り口を見つけて突入したら、切符がないとそれ以上進めない通路だったり
歩いてないと出会えなかっただろう地味な面白さがありました。

そんなこんなでなんとか東京駅までたどりつき、これも取材の一環と生まれて初めて
グリーン車乗りました。
感想……高ぇ!!!!そしてまあ快適だけどこの金額払ってまで得たいほど快適さに
差があるわけじゃなかったので、まあ今後自前で乗ることはないな…と。
座席指定でじゅうぶんだw

そして東京を後にするのでした。
若いころみたいに住みたいとは思わないけれど、やっぱり行くたびに面白い
街だなと思います。

 

余談:下りのこだまなら可能だと思われる技なんですが。
DQWのお土産ポイントのひとつである小田原城。
これ、新幹線の近くのお城なのでもしかしたら小田原発車時に加速が乗り切ってない
タイミングでなら車中からアクセスできるんじゃないかと試してみたら
出来ましたw
ので、こだまでとおりかかる事があるDQWプレイヤーは試してみるのもいいかもですw

 

 

 

 

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「イヤッ!食べちゃダメ~不道徳オオカミたちの甘い牙」完結いたしました その1

Cm_50

原作を担当させていただいた伊吹です。
気がつけば、なんと五十話となりました。ひとえに読者様方の支持の賜物です。長い間、ありがとうございました。


そして、作画の純友良幸先生、ありがとうございました。「純友先生ならやってくれる」と思って、狼だの狐だの
鴉だの兎だのやたらと獣神を登場させ、三人のヒロインに着せたウエディングドレスは和洋合わせて計六着(
最初のヒロイン百合がなんと四回も着ています)と、好き放題やれてとても楽しかったです。――その分、純友先生に
苦労をかけてしまったことは反省しております。そして、漫画原作者としては駆け出しも駆け出しの新人が持ち込んだ
無謀な企画(当時、獣人は受けないといわれていたのです)を採用していただき、最終回に至るまで野放図にやらせて
くださった担当編集様にも御礼申し上げます。


連載は終わりますが、時折「今頃、あの狼はどうしてるかな」と読者の皆様に思い出していただくことがあれば
三人の雄(おとこ)達は喜ぶことでしょう。


◆キャラクター達について

百合
狼に称賛されるヒロインです。
原案の仮タイトルは、花屋を営むヒロインの話ということで「花と狼」でした。それでヒロインの名前は花が良いの
ではないかと考えて、この名前になりました。
「構想当初から結ばれる相手は決まっていたのですか?」と尋ねられることが多いですが、本当に、最初は決めて
いませんでした。が、最初から全員を包み込む母性はあったような気がします。
同居し始めてすぐの頃から、ごく自然に「大神家のお母さん」の役割を果たすようになり、結果、「大神家のお父さん」
である螺鈿の妻となり、一族の母となりました。


真帆
狼も守ってあげたくなるヒロインです。
最初のヒロインが花なので、次のヒロインは海にちなんだ名前にしようと思い、この名前にしました。
苦労性のお嬢様には、安心できる恋人として翡翠と出逢わせるべきかと思いましたが、いやいや、零落したとはいえ
世が世ならお姫様。お姫様は冒険をするのが定石、そして、優等生は、闊達で、ちょっとだけ不良な男の子に
惹かれるものだろうと考えて、琥珀に恋することになりました。
真帆は結婚して子供が産まれた後も、ずっと琥珀から「姫」と呼ばれ続けます。


月華
狼と戦える猟犬のようなヒロインです。
大地に咲く花の百合、海を渡る船の真帆――最後のヒロインは、空にあるものにしよう。狼は、月を仰いで
吠えるもの――ということで、この名前になりました。
孤独を畏れず、闇の中で打ちひしがれるもの達の上に光あれと願う女性です。
翡翠が恋するのは、対等に喧嘩ができる人だろうと思って書いているうちに、暴走する人になってしまいました。



大神螺鈿
群れを守り、統率する狼ですが、狼であるがゆえに強く、奔放で、恋をすると情熱的です。
長寿ゆえに幾度も妻に先立たれましたが、漸く生涯を共にする伴侶と出逢うことができました。
「狼にとって恋に破れるということはすべてを失うことに他ならない」と作中で語っていますが、逆にいえば、
恋が実った狼は無敵です。

 

 

大神翡翠
聡明にして眉目秀麗。一見、精神的にも安定した非の打ちどころのない男ですが、「お兄ちゃん」であることの
責任感と、「可哀想な子」といわれていたことへの劣等感で、少し歪んでしまいました。
後に「可哀想な子」ではなくなるのですが、初恋の人を父親に奪われるという経験は別の意味で翡翠を僻ませる
ことになってしまいました。
元々、狼は「強い雌(おんな)」が好みですが、特に翡翠は自分と喧嘩できるほど気の強い女性に惹かれてしまいます。

 

 

大神琥珀
生まれた瞬間から神獣であったために、天衣無縫に育てられてしまいました。
愛されて当然、恵まれて当然、欲しいものは手に入って当然、そんな風に信じていながら、純真無垢であるがゆえに
憎まれることがない幸せな子供時代を過ごしました。百合と出逢って、勤労や責任を知ります。
純友先生曰く「なんだかんだで、一番神様らしいことしてますよね」
言われてみれば、義務と思っている訳でもないのに、ごく自然に他者を助けているようです。

 

 

御匣月長
蛍の祖父にして、螺鈿の曾孫にあたり、若い頃は執事として螺鈿の近くに仕えていました。
「イヤ食べ」世界の狼達は、人に紛れて人里に棲んでいます。一族の多くが不老長寿の身体を持っているために、
人の世界で生きるためには色々な「処世」が必要です。
螺鈿一家の身近に控えて世話をする役目は成長した孫達に譲り、今は人間より遥かに緩やかに歳を取る一族の戸籍を
ロンダリングする役目を担っています。

 

 

御匣蛍
螺鈿から数えて直系の六代目であり、オッドアイの上に美形なのに、殆ど誰にも気づかれず、そして重要な役割も
担っているのに、下手をすると英人と張り合うくらい地味という、ある意味気の毒なキャラクターです。
狼度が高い神(ひと)を無条件に尊敬するので、残念ながらナンバー2以上にはなれない、
でもいなければいけない狼(ひと)です。



御匣天河
蛍と同じく月長の孫ですが、兄弟ではなく傍系にあたる従兄弟です。
どちらかというと人間よりで、作中では狼に変身するシーンもありませんでした。
螺鈿に対しては「親戚のおじさん」と呼ぶには余りに畏れ多いと感じていて、「氏神様」として信仰する対象のようです。
螺鈿の子である翡翠と琥珀に対しては歳が近いこともあって親しみを感じていますが、基本的に敬語で話します。
狼姿から戻れなくなったり、怪我や病気をして人間姿を保てなくなったりした一族をフォローするために獣医になりました。



ルネ・フェルズ
大神家でずっと働いていたのに後半まで出番がなかった料理人で、ヨーロッパ産の狼です。
百合に運命を変えられた人のひとりですが、狼となったことをポジティヴに捉えている、陽気なラテン系プレイボーイです。
成り上がりたいという野心は持ちませんが、今を生きることを知り、恋と美食を楽しむ狼らしい狼です。




飯綱朱夏
トリプレット・タワーは稲荷の宮廷、狐神の頂点に立つべく即位したばかりの少年帝です。
「イヤ食べ」世界に登場する神様達は不老長寿ですが、不死ではなく、時々代替わりをします。
人間の感覚で考えると婚約者燐子はとても年上ですが、途轍もなく長生きする彼らにとっては大した問題ではなく、
すぐに追いついてしまう歳の差です。
まだ幼さは残りますが、燐子が起こした事件についても鷹揚に許す器の大きさを持っていて、将来有望な美少年です。



大膳
先帝よりも長生きで、この神(ひと)を帝にと強く推す声もありましたが、常に時の帝の側近として支えることを選びます。
多くの稲荷神がそうであるように、姿を変えることを得意としますが、歴戦の古強者であることを誇りとしているために、
男女いずれの姿を選ぼうとも、古傷と頑強な身体を隠そうとはしません。



燐子
お稲荷様は、江戸時代に「流行神(はやりがみ)」と呼ばれるほどの信仰を集めました。それは、信仰する人を分け隔てせず、
身分の貴賤を問うことをせず、役者や遊女に至るまで守護するといわれたからのようです。
燐子は、そんな芸事や商売を司る神様の中では珍しいほどに謹厳な姫神様でしたが、あろうことか狼に恋をし、
結果、大事件を引き起こしました。が、後に百合の掟破り寸前の「願い」が叶ったために、黒歴史はなかった
ことになりました。



英人
本名は甕英彦。
気づかれることは少ないですが、実は美形です。お茶もお花も歌舞音曲も嗜み、商売の神様なので仕事もできる。
しかし、惜しむらくは地味。とても努力家で責任感が強い、でも地味です。



くぬが・のわき
くぬがは陸、のわきは風を意味します。
作画の純友先生に少しでも楽をしていただこうと思って獣姿で登場させたのですが「むしろこういうマスコットっぽい
キャラの方が苦手です」と言われたため、準レギュラー化を機に小さな子供の姿に。後にセレブ風の美女姿も披露する
ことになりました。
「……この子達、シーンによって身長が伸び縮みしてません?」と純友先生に訊いてみたところ、「変身が得意な
神様なのでサイズくらい自由自在です」とのことでした。




鴉の神様は、正しい道を示して導いてくれる神様です。
かつては、身分の高い家の屋敷神をしていましたが、時代の流れとともに社を失い、人に紛れて暮らすようになりました。
もう、このまま人として暮らし、人としてこの世を去ろうかと考えながらも、神格を捨てきれず彷徨い歩いているのに、
不思議と悲壮感のない神様です。



兎神
最後の出番がきてやっと「あ、名前つけてなかった」と気づきました。螺鈿は「使者」、翡翠少年は「白うさぎさん」と呼び、
琥珀幼児は「うーた」と呼んいました。
純友先生とアシスタント様たちは「うさ子ちゃん」と呼んでいたそうです。
うさ耳美少女で、真面目でしっかりしていると見せかけてドジっ子で、焦ると方言が出るって可愛くない? と思って
そういうキャラにしました。
父神に母神、たくさんの兄姉がいる末っ子の神様です。


五百嶺凪
真帆とは血が繋がっていませんが、五百嶺家の跡取りとして生まれ育ちました。
十四歳で白血病に罹り、治療の過程で子供を持てない身体となり、自分の出生の秘密を知ることになり、姉である真帆に依存し、
ひきこもるようになってしまいました。
本人は知る由もない縁に恵まれ、帝と燐子の加護を得ることになりました。芸術の道を一途に極めていけば、生きながら
神格を得ることもできるかもしれません。

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「イヤッ!食べちゃダメ~不道徳オオカミたちの甘い牙」完結いたしました その2

作画担当の純友良幸です。

2010年にweb漫画家としてデビュー。
2012年までの2年間、兼業で読み切りを描いていましたが、ちょっと病んでしまい
仕事としての漫画は休業。

もう一度仕切りなおそうとオリジナルのBL漫画を同人誌で描いてイベントに出ている
ときに伊吹先生と出会いました。
不思議と好みの方向性が会い、SNSなどでやりとりするうち、当時伊吹先生が書かれていた
小説に惹かれ、お願いして書いていただいた原作で同人誌を作ったりして再デビュー目指しておりました。

そんなこんなしていた2014年の秋、現在の担当編集者さまからお仕事のお話をいただきました。

待っていた再デビューのチャンス。しかし2年前に挫けてしまったトラウマが甦り再びひとりで
チャレンジする勇気が今一つ出ない;
そこで伊吹先生に「……よかったら商業でも原作書いてくれませんか?」と打診。
二つ返事でOKをいただき(このあたりのくだりはイヤ食べコミックス1巻のあとがきに詳しいです)
今に至る……という感じです。

こうしてはじまった連載は、当初考えていたよりも多くの人々に読んでいただくことができました。
そのおかげか、途中、やや低迷はしたものの、基本的には好きなことを好きなだけ描いて
想定していたラストまで描き切ることができたとても幸せな作品となりました。

毎月伊吹先生と打ち合わせしながら、時には失礼なことも言ったりやったり、ひやっとする場面も多々あった
はずなのですが、ひとえに先生のおおらかさに助けていただきました。
(余談ですが、イヤ食べでは様々な動物を描き、花嫁衣装もなんかたくさん描きましたが、何より
TLなのになんでこんなに子供描いてるんだ? というくらい赤ちゃんや幼児、児童を描いたのが
印象深いです。ほんとになんでこうなったw)

最後になりますが、拾ってくださった担当様、原作の伊吹先生、原稿の完成を助けてくださったアシスタントの皆様
技術的な悩みの相談に乗ってくださったりアドバイスしてくださった漫画家、イラストレーター、
アニメーターの諸先輩方、そして、読者の皆様。
この物語を支えてくださって本当にありがとうございました!

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おまけ。初期のキャラ設定画とか。こぼれ話とか。

 

Photo_20191011220501
螺鈿、最初はこんなに髪の毛短かったんですよ。(極端なロン毛男性は今どき受けないとか言われていたので)
なのに、手癖で描いているうちにみるみる伸びてしまい、現在のヘアスタイルに落ち着きましたw
後付けで伊吹先生から「きっと螺鈿は恋すると髪が伸びるんですよ♪」という裏設定を付与されました。
だから20年前に戻った時の螺鈿はこの設定画に近いヘアスタイルになったんだったり。

All



この身長比較図だと英人は琥珀とほぼ一緒くらいの背丈なのですが、これも後から英人の地味さが
あまりに気の毒になってきて、私が勝手に「男性陣の中で実は一番高身長」という設定を
付与したので、百合と翡翠が別荘から帰ったあたりの話からはっきり身長高くなってたんだったり。

Hisui


翡翠。
私が一人で漫画描いていたころの作品を読んでくださったことのある奇特な方だとお分かりかと
思いますが、割とよく描いてるタイプのキャラデザの人です(笑)
実はオールバックにしたかったんです。が、うまく描けなくて;
それでもぐだぐだ抵抗して半端に撫でつけたような頭にしていたんですが、百合とラブホ行った
話の後くらいから観念して前髪おろしてしまいました。
一発的なイラストではオールバック描けるんですが、いろんな角度が出てくる漫画でそういう
ヘアスタイル描くにはまだ未熟でした……。

Kohaku


琥珀。
翡翠と同じく、割とよく描くチャラ系の基本形みたいなキャラデザの人です。
他作品でも翡翠タイプの黒髪眼鏡と兄弟やってたり、BLで攻めやってたりと
コンビで描くことの多い人キャラです。
しかし、彼の髪形はなんというか形とるのが難しく……。
後にパートナーになった真帆も40%トーン貼った上からツヤベタしてホワイト入れるという
めんどくさい処理の髪にしてしまったため、琥珀×真帆編では特に地獄を見ました💦
この章があんまり人気なくて予定より早めに畳むことになったのは残念でしたが、とにかく
髪の毛に悩まされ続けたのでほっとした面もあったりなかったりw

Raden


螺鈿。
この人で初めて白抜きまつげのキャラ描きました。
結局最後まで誰からも「なんで眉毛が二股なのか」については突っ込まれませんでしたが
これはなんというか「神格」みたいなものというか、地味に人じゃない感じを出したかった
からなのでした。
百合編では狼三頭の中でぶっちぎりの人気があって「すごいなー」と、なんか他人事のように
驚いていました。
内輪ネタになりますが、めずらしく洋服を着て百合と異界をデートする話の中で、伊吹先生から
いただいたシナリオに「ソフト帽をかぶって」とあったのでかぶせてみたら往年のジュリーこと
沢田研二氏のカサブランカダンディみたいになってしまい、「螺鈿、ジュリーだったんかwww」
と二人で爆笑したのはいい思い出です。


Yuri


百合。

今このキャラデザみると、現在の絵よりよっぽどかわいくて少女漫画してますよね。びっくりしてますw
なんでこの絵でやれなかったのかというと、数点のイラストならともかく、無理。だったからです;
自分の自然な絵柄じゃないので続かなかったんです;
漫画絵って描いてるうちにだんだん造形が楽な方へ…というか最適化されていっちゃうんですよね。
しかし、女の子がかわいくないというのはこのジャンルを続けていくのに問題なので、今後も
かわいい女の子が描けるように努力したいです。








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あけましておめでとうございます。

新年あけましておめでとうございます。

読者様、関係者様におかれましては旧年中は大変お世話になりました。

なかなかお礼を述べるタイミングが計れませんで、こうして新年のご挨拶とともに
まとめてしまった感じで失礼いたします。

去年は公私ともにスケジューリングのまずさから各方面ご迷惑をおかけすることが
多々ありましたので、今年こそは、その頻度を減らしたいと思います。
(絶対…とは言い切れないのが情けない限りですが^^;)

ずっと徹夜前提、無理前提でやってきたんですがさすがにもうそういうのは
出来なくなってきたようです。

……と、言いつつ現在も正月の朝から仕事してたりするわけですがw
いやまあ、仕事自体は好きなんでこれ自体は全然かまわんのですが。

今年は無理をしない、を心がけつつもさらに色々やってみたいこともあるので
上手に時間をやりくりしてゆきたいと思います。

こんな自分ですが、どうかよろしくお願い申し上げます。

今年の目標

・仕事編
別ジャンルでも描く。

・勉強編
ネームタンクの3HD受けに行く。
(お財布が許せば)ライトウェーブ学ぶ。
イラストの売り込み用の習作描く。

・趣味編
月間50km以上(できれは100km)走る。
3月のフルマラソンと11月のハーフマラソン完走。
ヴァイオリンで一曲はモノにする。
去年取りそこなったネイリスト検定3級合格する。

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こちらもよろしくお願いします

イヤ食べ以外にも漫画描かせていただいてます。

こちらは吸血姫と、彼に育てられた女の子のファンタジックロマンス。

こちらもどうかよろしくお願い申し上げます。

こちらの検索サイトでhttp://book.tsuhankensaku.com/ebook/
「午前零時 彼はミダラに私を壊す」と入力していただくと、お使いの電子コミックサイトに
配信があるかどうかわかります。
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